行事/催事などで、圓應寺オリジナルの“おやつ”をお出ししています。
古より、身と心を清くして、『心を静かに和やかにしている、その慎しみが完全に守られている』状態を『めでたい』といいました。
1月1日の大正月に対し、今日1月15日を中心にした数日を「小正月」といいます。豊作祈願などの農業に関連した行事やなまはげなどの行事を行って病気や厄災を払う地方もあります。
またこの日は、道教の行事から始まった三元の一つである『上元』です。『賜福』を意味し、小豆粥を食べると一年中の災いを避けられるとされています。
小豆はその赤い色に呪力があるとされ、古くから災厄除けとして多く用いられてきました。礼拝行で身と心を清め、満行した後は、災厄除けの意味も込めて、小豆粥をお出し致します。
涅槃会では、正月飾りに使った鏡餅に砂糖や醤油をかけて炒ったあられが授与される事があります。神仏にお供えした鏡餅は功徳が詰まっており、そのあられを『花供御』と書いて「はなくそ」と呼ぶことから、関西では、『お釈迦さんの鼻糞』なんて言われたりします。これを食べると1年間無病息災でいられるそうです。満行した皆さまには、圓應寺本堂のご尊前にお供えしました鏡餅を開いて作った「花供御
(はなくそ) 」を授与いたします。今年一年無病息災にてお過ごしになれます。
福岡城とともにつくられはじめた圓應寺は、一六○二年、お釈迦様のお生まれなった四月に完成しました。お寺ができた時、大衆は歓び、花見で美味しいもの、美しいものを分かち合いました。
下ノ橋御門をくぐり、三の丸御鷹屋敷と圓應寺を行き来する光姫さまは、福岡城築城中、如水にその完成をいち早く見せたいと長政夫人栄姫さま(大涼院殿)とともに諸士に握り飯をふるまった故事が伝わっています。どうぞ一服。春らしいさくらの光姫お握りをお楽しみに。
黒田家と徳川宗家との深いつながりで黒田家歴代の姫君や家臣の妻たちは弁財天を信仰ました。
圓應寺に鎮座する空海さまがこしらえたと伝わる弁財天の年に1度の『御開帳』には、特に100%本わらび粉を使った贅沢な本格わらびもちは大人気です。
ぜひご賞味くださいませ。
『みつ姫たなばたにぎり』 / 『みつ姫冷やし甘酒』
圓應寺わらびもちお抹茶セットで100%本わらび粉を使った贅沢な本格わらびもちです。
『弁財天大祭』にて食べることが叶わなかった方はぜひ今度こそ。
光姫さまは、福岡城築城の際に諸士に握り飯をふるまった故事にあやかって、さわやかな生姜飯の握り飯と箸休めをどうぞ。
お抹茶と呉豆腐圓應寺オリジナルスイーツ「みつ姫呉豆腐」です。ほっこり心が和む優しさに希少価値の高い藤の蜂蜜と厳選黒糖の黒蜜でお召し上がりください。
「圓應寺ご飯」のあたたかいとろみある根菜汁と光姫が築城の際、官兵衛公に福岡城の完成を一目見せたいと振舞ったお握り。 その夫、一族、家臣、領民に対する、愛情と想いにあやかったお握りを味わってみませんか。薬膳粥と焼きおにぎりも人気です。
茶を愛した官兵衛公にあやかった抹茶ぜんざいに色合いも黄金色で美しいサツマイモぜんざい。
やつれた体を村娘の供養した乳粥でいやしたお釈迦さまは、菩提樹の下で「お悟り」を開かれ 仏陀(覚者)となられました。 この尊い成道の日を記念して「成道会」といいます。お写経を納経した後、皆さまにおふるまいいたします。
江戸時代には定着した日本の風習であり、蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」「災厄断除」という意味で、大晦日の晩の年越し前に食べます。
他にも、昔からそばは体によいものとされ、食べると内蔵に溜まった毒を取り払って新しい年を健康で迎えられる「無病息災」。
引っ越しそばの由来と同じく末永く そば にいたいという「寸歩不離」。
そばは嵐の後も太陽の光を浴びると元気にすくすく育ち、荒れた土地でも育つ強い植物なので「心身健全」。
さらには、細く長い見た目から長寿への願い「家運長命」。
その昔細工師が散らばった金粉を集めるのにそば粉を丸めたものを使った事から金運がよくなるように、といった願掛け「財福増上」。
そば殻を焼いた灰は大変汚れが落ちやすい「六根清浄」などの意味があります。 年の瀬、大晦日に圓應寺にて、二八お蕎麦のおふるまいをどうぞ。