仏さまや菩薩さまが現れるとき空から花が降る、という話があり、これに由来して仏さまや菩薩さまを供養する方法のひとつとして、「散華」があります。
また散華には、花の香によって悪い鬼神を退却させ、道場を清める意味もあります。
華の芳香(本来は生花・本物の蓮華の花びらなどを使っていた)によって、悪い鬼神などを退去させ、道場を清めて仏さまをお迎えする為だそうです。
散華の仕方にも、堂内のその場でされる場合と、華皿を持ち堂内を行道(歩きながら)しながらや、境内に高いやぐらを組みその上から撒くなどがあります。
圓應寺でも催事などで、富久娘に行道散華をしていただくことがあります。
撒かれた散華はそれだけでも功徳があると云われ、手にしたらさらに大きな功徳をいただけると云います。
この散華の花びら型のお札に、写経を体験、お持ち帰りできます。本来仏壇にお供えするものですが、身に持つとお守り・災い除けになるそうです。 また、タンスに納めると服に不自由しない、財布に納めるとお金がたまる、本に挟むと勉強が出来る、家の鬼門の方に貼ると災いをよける、その年の恵方に貼ると福を呼び込む等々とも云われる方もおられるようです。 一年間お持ちいただいた散華は年末にお寺へお持ちいただきますと「浄焚式」と言いまして、浄火を以て焚焼(お焚き上げ)します。