官兵衛の時代から時は流れ、忘れもしないあの福岡大空襲により圓應寺で唯一焼け残った建物が弁財天堂でした。その中に鎮座していた空海作のご神体「弁財尊天象」は九死に一生の、事無きを得たのでした。
このご神体がつくられた縁起の7月7日七夕の日は女神「弁財尊天」のお祭りです。
圓應寺では年に1度、その寺宝である空海作「弁財天像」を『御開帳』をいたします。
黒田家と徳川宗家との深いつながりで、黒田家歴代の姫君や家臣の妻たちは弁財天を信仰したようです。
圓應寺に鎮座する空海さまがこしらえたと伝わる弁財天さまの背部には、空海さまの左の掌の手印が刻まれています。ぜひご参拝の折には、時を越えて空海さまと掌を合わせましょう。
弘法大師のエネルギーを感じながら弁財天の大いなるご利益を感じていただければと思っております。
平服も大歓迎ですが着物や浴衣でいらしていただき、参道の竹に短冊を結ぶようにご用意いたしております。願いが叶いそうな予感!
また、筑前琵琶の奉納も見逃せません。